Work

リバースエンジニアリング

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リバースエンジニアリング

図面のない部品や美術品などを対象に、現物から同じ形の銑鉄鋳物を製造します。

佐々木鋳工所は図面のない部品なども、3Dスキャンをしてデータ化し、3DCADソフトで寸法調整および図面を製作します。
また、弊社は鋳造も行っている為、対応している材質(FC,FCD)であれば製造から加工まで一貫して行うことが可能です。

リバースエンジニアリングで解決できること

リバースエンジニアリングで
部品から同じものを作ることができます。

納品までの流れ

ヒアリング・現物お預かり

お客様からお問い合わせ頂き、製品の情報について確認します。
その後、現物をお預かりさせて頂きます。

  • 材質はどうされますか?
  • 精度はどうされますか?
  • 納品するデータ形式はどうされますか?
  • 製作個数は何個ですか? etc

図面や3Dデータの作成、納品までの対応も可能です。

御見積り

製作日数や支払方法、納品場所や金額について御見積りします。

三次元測定

受注後にお預かりした部品を三次元測定機でスキャンします。
非接触の三次元測定機で、高さ5m、幅10mまでの製品がスキャンできます。
(キーエンス:WM-6210)

内部に空洞が多い製品はすべての箇所のスキャンが行えません。

現物のお引き取りや発送が困難な場合は現地に出張測定が可能です。

ソリッドデータ化

三次元測定機でスキャンした点群のデータ(STL)を3DCADソフトで編集できる様にソリッドデータ(STEP)に変換します。
(HEXAGON:Geomagic Desing X Pro)

ソリッドデータ:中身が詰まっていて体積情報を持つ3Dデータのこと
※逆に中身が詰まっていない表面上だけのデータのことをサーフェスデータといいます。

STL → STEPに変換
3DCAD設計・図面化

3DCADソフトでソリッドデータ(STEP)を編集して図面を作成します。
(SOLIDWORKS:SOLIDWORKS Professional)

寸法や形状についてお客様と打合せをさせて頂き、確定します。
ご要望に応じて形状変更や寸法変更も可能です。

模型製作

発泡スチロールまたは木材で模型を製作します。

発泡スチロール(発泡型):製作個数が少ない場合に有効です。木型よりも安価になる場合が多いです。
木材(木型):量産する場合に有効です。発泡型よりも高値になる場合が多いです。

発泡型 or 木型
鋳造

作成した模型を使用して鋳造します。

【対応材質】
片状黒鉛鋳鉄:FC200~FC350
ダクタイル鋳鉄:FCD400~FCD600

機械加工

図面に従い、加工を行います。

品質検査

加工後の製品が形状、寸法ともに問題ないか検査を行います。

3DCADデータと比較して差異がないか確認します。

納品

完成した製品を納品します。

3Dデータの提供も可能です。(別途御見積)

事業内容詳細

項目説明
材質片状黒鉛鋳鉄:FC200~FC350
ダクタイル鋳鉄:FCD400~FCD600
※データのみのご依頼の場合は材質の指定は不要です。
重量20kg~10,000kg
※データのみのご依頼の場合は上記重量の範囲外でも可能です。
大きさ測定可能な大きさ:高さ5m×幅10mまで可能
鋳造可能な大きさ:長手5,000×短手3,000×高さ2,000程度まで可能
提供データ形式メッシュデータ:STL, OBJ
ソリッドデータ:STEP, IGES, Parasolid
図面データ:DXF, DWG
※その他のデータ形式をご所望の場合はご相談ください。
指定検査対応可能です。※別途ご相談
(ミルシートの提出、指定箇所の寸法・硬度検査、金属組織の確認など)
焼鈍対応可能です。※別途ご相談。
塗装対応可能です。※別途ご相談
加工対応可能です。※別途ご相談
搬送ほぼ日本全国対応可能です。※納品場所によっては別途ご相談
弊社トラックまたは運送会社に依頼したトラックにて指定箇所にお届けします。

よくあるご質問

Q
1個からでも依頼することは可能ですか?
A

可能です。

Q
三次元測定と図面作成まででも依頼できますか?
A

可能です。

Q
部品の移動が困難なのですが、出張測定は可能ですか?
A

可能です。

Q
材質がFCやFCDではないのですが対応可能ですか?
A

三次元測定および図面作成までであれば可能です。
鋳造・加工までの場合はFC200~FC350, FCD400~FCD600であれば対応可能です。

Q
製作にはどのくらい日数がかかりますか?
A

撮影日数は1~2日。製品の大きさにもよりますがソリッドデータの作成は1~2週間かかります。
鋳造・加工までを含めると1~2ヵ月程かかります。

Q
三次元測定の出張測定の対応エリアはどこまでですか?
A

日本全国対応可能です。
三次元測定機を持参して測定に伺います。

Q
出張測定を依頼した場合に気を付けることはありますか?
A

電源が必要:100Vの電源を利用させて頂きます。
振動がある場所では不可:振動がある場所では測定精度に影響が出てしまうので測定ができません。
スペースが必要:測定する部品の周りに三次元測定機を置くスペースが必要になります。

Q
三次元測定の場所は暗くても測定可能ですか?
A

測定可能です。極端な暗闇や直射日光下でなければ測定することができます。

Q
過去に図面を製作して頂いたのですが、部品だけ製造して頂くことは可能ですか?
A

もちろん可能です。
2回目以降は図面製作までの費用がかからずに作ることができます。

①.知的財産権の遵守について

  • 権利の確認
    ご依頼にあたっては、対象物の所有権および、リバースエンジニアリングを行うことに関する正当な権利(特許権、意匠権、著作権等)をお客様自身で保有している、あるいは権利者の許諾を得ていることを条件とします。
  • 第三者の権利侵害
    万が一、制作したデータや部品が第三者の知的財産権を侵害したとして紛争が生じた場合、当社は一切の責任を負いかねます。

②.品質・安全性および免責事項

  • 事故・損害への責任
    当社が提供したデータ、およびそのデータを基に製造された部品の使用過程で発生した事故、故障、損害(直接的・間接的を問わず)について、当社は一切の責任を負いません。
  • 最終判断の責任
    提供データおよび製造品の最終的な安全性・適合性の確認は、お客様(使用者)の責任において実施してください。